魅惑の香りをとじこめた「Tea Macaron」~有機和紅茶、青紫蘇~
こんにちは、兄の達矢です。
突然ですが、皆さんは香りと味の関係について考えたことはありますか?
ご想像の通り、香りは味に大きな影響を及ぼします。
近年の研究によると、味を判断するのは、8割以上が嗅覚というほど!
私たちが作る『Tea Macaron』も、和素材の芳醇な香りを生かせるように様々な工夫を凝らしています。
そこで前回に引き続き、6種のマカロンに込めたこだわりや、誕生ストーリーをご紹介しようと思います。
第2回は、「有機和紅茶」と「青紫蘇」について。
みなさんに豊かな香りをお届けするために、素材だけでなく、調理方法にもこだわりました。
香り華やぐ有機和紅茶のマカロン
日本人に馴染み深いお茶のひとつである「紅茶」ですが、日本でも生産されていることをご存じでしょうか?
実は、国産紅茶の歴史は明治初期までさかのぼります。
1971年の紅茶輸入自由化以降、日本の紅茶産業は著しく衰退しました。
しかし、近年になって日本の風土で育まれた茶葉の柔らかな滋味が見直され、「和紅茶」と呼ばれて注目を集めているのです。
私たちが使用している茶葉は、静岡県藤枝市で生産されている「やぶきた」。
甘みの強い濃厚な味わいと優雅な香りが特徴で、日本で最も多く生産されている品種です。
その豊かな香りを持続させるために、紅茶を煮出したものと粉末にしたものを合わせて使用しています。
紅茶は粉状にするとえぐみが出やすいため、「やぶきた」の中でも特にマイルドな粉末紅茶をチョイス。煮出し用の茶葉とは種類を変えることで、味と香りの良いとこ取りをしました。
さらにグレープフルーツの酸味を加えることで、香りを引き立てています。
仕上げに添えたのは、矢車菊の花びら。
ブレンドティーによく使用され、消化促進など様々な効能をもつ花です。
何より紫がかった青色が鮮やかで美しく、
フランスの元王妃マリー・アントワネットにも愛されていたとか。
見た目にも華やかな一粒で、ぜひ優雅なティータイムをお楽しみくださいね。
後味爽やかな青紫蘇のマカロン
6種のマカロンの中でも、特に香りが強いのが青紫蘇のマカロンです。
「和ハーブ」とも呼ばれる紫蘇の爽やかな香りで、口の中がさっぱりするマカロンを作ってみようと開発に取り組みました。
紫蘇は、細かく刻むほどに香りが豊かになります。
そこに加えた隠し味が、バジルです。
甘みの中にほど良いスパイシーさのあるバジルの香りをかけ合わせることで、何層にも重なった味わいを作り上げました。
アクセントに入れたオレンジも青紫蘇のすっきりした香りと調和しつつ、甘酸っぱいフルーティーさをプラスしています。
青紫蘇にはリラックス効果もあるため、一息入れたい時におすすめのマカロンです。
有機和紅茶とご一緒に
「有機和紅茶」と「青紫蘇」のマカロンと一緒にご賞味いただきたいペアリングティーは、『Tea Macaron & Tea』でもお届けしている「有機和紅茶」。
初夏に芽吹いた新芽を収穫して作られた純国産紅茶は、外国産と比べて渋みが少なく、甘みが強いのが特徴です。
実は「和紅茶」と言っても、紅茶だけの品種が存在するわけではないのをご存じですか?
同じお茶の木でとれた新芽の製法を変えることで、緑茶ができたり紅茶ができたりするんです。
私たちがお届けするのは、紅茶の国・スリランカから輸入した機械を使用して、じっくり時間をかけて作り上げたこだわりの紅茶。
マカロンの風味と交わって、和の華やかなアロマが口いっぱいに広がります。
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